【独立】2年後にコイツはやるなって、そう思った。

愛される美容室経営

市川/東船橋アヤラ小山田絢一

先日面接をしたんですよ。

面接に来てくれるっていうのはほんっとに嬉しい事で大歓迎です！

20代中盤の男性スタイリストさん。

美容師らしいいイ〜イ雰囲気のイケメン男です。

プロフィールを覗いたら成績優秀。

顧客もそこそこついてる。

美容師としてもこれからのびていきそうな年齢ですよ。

でもね、結論から言っちゃいますね。

僕は彼はアヤラで働くべき美容師ではないと感じたため、

彼の採用を見送り、不採用を言い渡したのです。

上から目線じゃないですよっ。

彼とは目指すべきゴールが違うなぁ〜って思ったんです。

面接ってなんだ？

彼ね、めっちゃ質問が多いんですよ。

今日は会社説明会か？って勘違いするくらい。

いろんな考え方があると思うし、自分の考えを押し付ける気は全くないんですけど、

面接の段階になってこちらが質問攻めになるのはちょっとね〜。

聞いておきたい質問がたくさんあるのなら前もって見学に来てね。

その答えを聞いたうえで、ちょっと違うな〜と思われたとしたら他を受ければいいんだから。

双方がマッチングしないと例え採用になったとしてもうまくいかないもんね。

もし、面接のときの質問の答えが自分の求めている答えと違った場合、どうするつもりだったのかな？

もう電話に出なければいい？（バックれ）

合格をもらっても辞退すればいい？

そういうのって時間の無駄じゃない？

面接というのは数ある美容室の中でいろいろと検討し、最終的に1番ここで働きたい！と思った人がうけてくれればいいと思うんだけど。

違うのかな。

独立したい

あっ、別に質問するな、ってわけじゃないので、この件は実はそんなに気にしてないんです。

ちょっと思ってたことなんで書いただけ。

本当に引っかかったのは別のこと。

熱い男だったんです。

とっても。

熱いから故、質問も多くなったととらえました。

で、目標がしっかりしてた。

【2年後に独立する】

っていう目標がね。

質問も多かったけど、アピールもすごかった。

いつか独立したいっていう人は今までもたくさんいました。

今までならそういう人も採用していました。

いつ独立するかわからないんだから、気が変わるかもしれないしね。

なんなら気持ちを変えて、ずっといたくなるくらいいいお店にすればいいって思ってるので。

今でも変わらずそう思ってます。

でもね今回はちょっと違ってた。

こいつはやるな、って思ったんです。

絶対に独立するって。

自分も独立した訳だからわかるんです。

そういう人は。

だからすごくすごく考えました。

独立支援

今は独立支援してくれるっていう美容室も珍しくなくなりましたね。

アヤラだって例えば10年一生懸命勤めてくれて頑張ってくれたスタイリストから独立したいって言われたら最善の案を考えます。

独立という選択肢も含めてね。

メリット、デメリット、協力してやって行く方法はないか？

今の時代の独立の大変さも話しながらね。

全くサヨナラではなく、これからも携わって行く方法が何かないか？

独立して欲しくないけど、独立したい気持ちも当然わかります。

だからなんとか考える。

第3案を。

だけどさ、今度の彼は2年後独立する！って言っている。

みんなの想像する素晴らしいオーナーって、

『じゃあ2年前頑張ってくれ！その後のサポートは俺がやってやる！独立支援してやる！』

っていうオーナーなのかな。

僕はねその一言がどうしても言えなかったんです。

まだ、アヤラには独立支援制度なんてしっかりとしたものはないから。

あ、でも2年もあればしっかりとした制度もつくれるかぁ。

本当に支援できるかは今の段階ではまだいえないのが事実。

2年間頑張ってもらって、だましだまし続けてもらって様子を伺うっていう方法もあるかもしれない。

途中で気が変わるような立派なお店にすればいい。

立派なお店にする気はマンマンですよ。

それはぜったい。

でもね、まっすぐすぎる馬鹿正直な彼と話をしてたら、僕も馬鹿正直になっちゃったんです。。

目指している道が違う。

彼は独立支援がしっかりしている他の美容室で働いて経験積んだ方がいいわ！

それが本人の為なんじゃないかって。。。

不採用！

みなさんならこういうパターン、どうします？

はぁ〜〜、

熱い男だったなぁ、

採用しとけばよかったかなぁ〜〜。。。

な〜んて後悔はしたくないから、

さぁ。

ガンバろっ。