【調合ミス】白髪染のお客様にファッションカラー。やっちまった。。。

愛される美容室経営

市川/東船橋アヤラ小山田絢一

『え～！！！』

『白髪染のお客様のカラー剤、

ファッションカラーで塗っちゃったの！？』

意図しない配合で塗ってしまった事実はもう、変えることはできません。

お客様に誠心誠意お詫びをし、もう一度お塗りさせて頂くよう、お願いする。

もし、【調合間違え】

こんなことがあったとしたらそういう対応になるでしょうか。

カルテはしっかり書いてある

カルテには今までのカラーの配合の履歴がしっかりと書いてあります。

調合をお願いするときはカルテを参考に調合する事になると思います。

もう何度もリピート頂いている常連のお客様であれば、今回のお好みもだいたい予想できるのではないでしょうか。

なんならカルテを確認しなくてもお色の調合はできるでしょう。

スタイリストは把握しているのです。

常連のお客様がいつもどんな配合でお染しているのかはね。

こんな事ありませんか？

自分でカラー調合を行えるのであれば、なんの問題もありません。

自分のカラー知識が乏しすぎて全く見当違いのお色をつくらない限り、大丈夫でしょう。

でも、お色の調合を頼まれたとき、

または、

頼まなくてはならない状況の時、

こんなときは考えなくてはならないことがあります。

①量（ｇ）はどれくらいつくればいいか？

根本の分量はそれほど大きな差は出ないと思うんですけど、たまに毛先用のカラーの調合をお願いすると、とんでもない大盛りで持ってきて、半分以上余るはめになるとか。。。

②カラーブランドはあっているか？

大概アッシュ系だとAが含まれたりしますよね。

マット系ならMとか。

例えば同じA8でもどのブランドなのかで違いが出てきますもんね。

③そもそも書いてあることを鵜呑みにしても大丈夫なのか、少し疑ってみる。

今回の冒頭で

『白髪染めのお客様をファッションカラーで塗ってしまった件』

はこれにあたるんです。

カルテには【7N】とだけ書いてあったとします。

通常グレイカラーだと例えば【G-7N】とか書いてあるのかな。

だから【7N】とだけ書いてあって、カラー調合を頼まれたらファッションカラーの【7N】をつくれば問題ないように思います。

だけどここに一つ大きな落とし穴があると思うんです。

作業化してはいけない

スタイリストからすれば、

【7N】は白髪染めのつもりで書いてあり、

『明らかに白髪染めのお客様なんだからGとか書いてなくてもわかるでしょ！』

ってなる。

ケアリストからすれば、

【7N】はファッションカラーであり、

書いてあった通りに作ったから怒られる筋合いはない。

ってなるかもしれない。

両方の言い分、わかります。

でも、この場合、

両方とも自分の立場でしか物事を考えていないんですよね。

スタイリストは誰が見てもわかりやすいようにたとえ自分が休みでも一目で理解出来るようにカルテ記入しなければいけないと思うし、

ケアリストはお客様の髪の状態をもっとスタイリスト目線で確認して正しい調合ができないと、ただカラーを作るという作業をしている事になって、成長しにくいと思うんです。

今回の件だったら

『前回と同じって言われたけど、白髪がたくさんあるお客様なのに【7N】？』

『ファッションカラーではないのではないか？』

『【G-7N】の事だよな。』

『作る前に確認してみよう』

とか、なってくれるようであればその子はすごい成長すると思うんですよ。

スタイリストも、もともとはケアリストだったわけだから、

自分がケアリストだった時の事を思い出して

ミスの起こらない指示の仕方をしなければいけないのは言うまでもないと思うんですけど。

思い出した

自分がまだアシスタントだった時、

やらかしたことがあるんですよ～～(*´Д｀)

カラー調合間違え。。。

その時は先輩にめっちゃ怒られたな～～(>_<)

当時は体育会系だったからぶっ飛ばされるかと思った～～(+_+)

まっ、

今となっては怒ってくれる人はありがたいですけどね！！

さぁ、、

ガンバろっ。。