【不器用&センスない&要領悪い】どうしようもないが三拍子揃ったアシスタント。

愛される美容室経営

市川/東船橋アヤラ小山田絢一

4月12日、新人さんが入社して10日くらいですかね。

慣れ、とまではいかないまでもサロンワークの流れがなんとなくわかってくる？

社会人としての一歩を踏み出した子達にとったら、長く疲れる10日間だったでしょうね。

自分が新人の時を思い出してみた。

自分か新人の頃の記憶。

地方（新潟）から出て来て初めての一人暮らし。

5階建なのに階段しかない古く細長い建物。

手を伸ばせばなんでも届くくらいのせまーいワンルームアパート。

ベットを置いたら他にはなにも置けなくなった。

そこが僕の美容師人生のスタート。

部屋は狭いし、古いし、汚いし、今思えばなんでこの部屋を選んだ？

って感じの部屋だったけど、そんな事はどうでも良かった。

毎日が新鮮でキラキラしていて、

仕事するのが楽しくて、

美容師はとにかく希望に満ち溢れた世界だった。

先輩達にも恵まれた。

『不器用で、センス悪くて、要領も悪い』

なのにプライドは高いっていう、

どうしようもないアシスタントの僕の面倒を見てくれた。

ただ優しいってわけじゃない。

先輩が優しいか、優しくないか？で言われたら厳しかった。

今思えば、それが『愛のある厳しさ』

ただその頃の僕には、『愛のある厳しさ』なんかはわからず、ガムシャラだったけどね。

昔の僕だって、1年目の今くらいの時期はシャンプー練習の真っ最中。

毎日毎日、シャンプーの繰り返し。

手も荒れる。

腰も痛くなる。

そういうのをアピールしてしまう僕だったから、先輩からしてみたら

『扱いにくい奴』だっただろうね。

どこが気持ちよくてどこが不快か？

なんてまだわかってないから、

先輩にモデルになってもらって練習させてもらってダメ出ししてもらう。

ダメ出しをもらうためにお願いする。

そんな感じ。

先輩にお願いする、という事も慣れてないから、

積極的に先輩にお願いできる同期が羨ましかった。

『可愛がられる』事も美容師として必要なスキルであると気づいたのはもっと後の事。

早くに気づいて意識できていたらまた何か違っていたかもしれない。

同じ練習を繰り返すのはしんどい。

またシャンプー練習かぁ…

って思う時もあるかもしれない。

でもこれだけは言える。

美容師は誰もがシャンプーできようになる。

カラーもぬれるようになる。

カットもできるようになる。

できる？できない？で言ったら

『できる』っていうレベルであれば。

『自分の目指すところはどこ？』

その目標に向かって日々積み重ねていってほしいな。

目標がはっきりしていると、今自分のやっていることの意味がわかってくる。

辛いことも我慢できる。

目標がぼんやりしていたり、

なかったりすると日常は途端につまらなくなる。

全然センスもないし、生意気だったし、要領も悪かった自分だけど、

『こうなりたい！』

『こうなる！』

っていうのだけは明確だった。

だから楽しかったんだろうな✨✨

自分の昔話を思い出したら、そんな思いが頭に浮かんだので書いてみました。

さぁ、

ガンバろっ。

いつもお読み頂きありがとうございます🙇🏻‍♂️