面接をお断りした。今回は〇〇な人だったから断った。

独立して美容室経営者になった

美容師が書く経営ブログ

髪切らなくても大丈夫ですよね？

『今、髪の長さが背中くらいまであるんですけど、髪切らなくても大丈夫ですよね？』

『せっかく美容師になって、髪の毛も伸ばしているので切れって言われたくないんです』

面接の応募があった

最近かかってきた電話。

第一声が、

『求人の募集はまだしてますか？』

だったので内心

『おっ！』

と思ったんですけどねー。

第二声がコレでした…

『髪切りたくないんです』

あ、男性の方です。

『は、はい、あの、

ウチのサロンの採用の方針としては髪の毛の長さがどうこうではなく、

いちばんは人間性を重視していますので、

髪の長さが長いから不採用、と言う事はございませんよ』

そう伝えました。

………そうは伝えましたが…

人間性、と言う部分でもこの電話の時点で不安を感じましたね。

この発言をしたら相手はどう思うか？

と言う事が分からない人なのかな、と。

美容師として自己主張は必要です。

が、しかし、

それを出す場面を間違えている。

面接のお願いをする電話の第一声、

イヤ、第二声で言う事では無いよなー。

そんな事を思いながらも、

どんな人なんだ？と言う好奇心もある。

数ある美容室の中から弊社を選んで電話をかけてくれた事に相違ないわけなのですから。

そして話を進めます。

彼はすぐにでも面接をして欲しいとの事でしたが、

アヤラの方針として、必ずサロン見学をしてもらい自分の思っているサロンの雰囲気とあっているか？

を確認してから面接に移行する、と決めているので、いきなり面接はありません。

どんなに人が欲しくても必ずサロン見学してもらいます。

した上でなんか違うな、と思われて、面接辞退になったらそれまで。

ミスマッチ採用しなくてお互い良かったと言う事です。

さて、電話に戻りますねー。

見学の日程を決めます。

4日後の夕方が僕としては都合が良かったので、聞いてみます。

ん？

なんだか煮え切らない返事。

もっと早くがいい？

なにやら急いでる様子。

うーん。

そしたら、と、

見学に行ってもらう店舗の予約を確認し、

電話のかかってきた当日に見学する事に決まりました。

僕はスケジュールがつまっている為不在だったのですが、

担当をしっかりつけて会社説明してもらうようにお願いしておきました。

本人には見学してみて思っていた感じとマッチングしたら面接しましょう、と。

そして見学後

見学を担当してくれたスタッフさんから、

『なんだか急いで面接して欲しいみたいです』

と、聞いたので、

気を利かせて次の日の朝イチで電話をかけました。

電話に出ない！

なんて事はなくひと安心。

面接の意思があると聞きました。

じゃあいつにするか？です。

僕が引っかかっていたのは、

なぜ、そんなに急ぐのか？です。

なので、直接聞いてみました。

『〇〇さん、ほかに同時進行で面接受けてらっしゃるサロンさんあるんじゃないですか？』

って。

…

…

…

図星でした。

他のサロンの面接との兼ね合いで、

急いでいたのです。

うーん…でも、

まぁ同じタイミングでいくつかのサロンを検討するのは求職者の立場からしたら当たり前の事。

逆に効率的、とでもいいますか。

サロンワークも同じですもんね。

ひとつの事しか一度に出来ない人は売上を上げづらい。

同時にいろいろ考えて行動できるスキルは重要になるのですから。

と、

ここまではいいんです。

アヤラが最重要視するのは人間性。

髪の長さでも、まだ入ってもいないサロンへの会社愛でもありません。

でも、

次のひと言で僕は、彼と会うのをやめました。

時間の無駄だと思ったから。

相手の事を考えようよ

『面接を明日でお願いします』

『明日なら間に合います』

…

…

…

あ、補足しますね。

最初に電話がかかってきたのが木曜日。

彼の要望により、

見学を無理くりねじ込んだのも木曜日。

僕が彼に電話をしているのが金曜日。

そして彼の面接希望日が土曜日。

その間2日間。

最初にも書いたんですけど、

本来であれば僕の予定は4日後の月曜日の夜まで空きません。

でも、

より多くの人材を確保できた方が今後有利であろうと考え、

優先順位をトップクラスに上げて時間を取っているわけです。

しかしながら彼は自己中心的過ぎる。

急いでいるなら急いでいるなりにもっと前もって行動するとかできるでしょう。

入社したらサロンをかき乱す姿が想像できてしまいました。

美容室の土曜日というものをまるでわかっていないのは…

…しかたないか。

そして、

こういう人は十中八九、

自分の思い通りに物事を進めたがる。

自分の思い通りに物事が進まないと、

すぐ他に目移りしちゃうんです。

隣の芝生は青く見える、ってね。

僕はそう察しました。

自己中心的な人はアヤラには必要のない人材です。

土曜日も、夜10時すぎであれば、面接は可能でした。

でも僕は、電話でこう言ったんです。

『今回は御縁がなかったという事で、面接はお受けできません……』と。

誰でもいいわけじゃない

人は欲しいです。

でもね、誰でもいいわけじゃないんですよ。

今回の件も、

『せっかく面接したいって人来てるのに、オヤマダのマインドがちょっと理解できない』

っていう人もいるかもしれない。

アシスタントでも社会保険含めたら月約22〜24万円会社から出ていきます。

3ヶ月しかもたなかったら約70万円ドブに捨てるようなもんです。

しかも、

教えてくれた人の時間も奪って、

残る方には変なシコリを残すかもしれない…

そしたらやっぱ選ばなきゃ。

だからこれからも、

こんな感じで僕はやっていきますよー(^^)