【指名売上100万円】受付可能枠1で達成するの？

独立して美容室経営者になった

美容師が書く経営ブログ

指名売上100万円

『指名売り上げ100万円、達成したいです。』

1人のスタッフが目標を立てた。

嬉しく思い、何かサポートする事はないか、と

そのスタッフのホットペッパー情報を覗いて見た。

プロフィールのコメント。

プロフィール写真。

スタッフ情報を見ていると、

ひとつ気になったことがあった。

【受けつけ可能数1枠】

確か先日まで2枠でやっていたはずだったよな…

スタイリストなりたて、というわけではない。

特に何枠でやりなさいと指示したわけでもない。

だけど、

【受付可能数1枠に減らしていた】

受付可能数による限界値

こう考えている。

単価10000円未満のサロンで

受付可能数1枠→指名売上50万円

受付可能数2枠→指名売上100万円

受付可能数3枠→指名売上150万円

受付可能数4枠→指名売上200万円

がアッパーなんではないかなと。

要するに指名売上200万円以上を狙いたいなら、

【常時4枠は解放する必要がある】という事。

（平日の客数が多ければこの限りではない）

仮に1枠しか開放しない状況で指名売上200万円を狙うには

単価10000円で

90分間隔きっちり予約を取り毎日8人、

12時間休休憩なしで働いて

25日出勤です。。

予約がきっちり毎日隙間なく埋まればできない事はないですが、

現実的ではないですよね。

1枠しか開放しないっていう事はそういう事なんです。

指名売上100万円を狙う時も同じ。

分かって欲しいのは

【予約はこちらの思う通りにキッチリなんて入らない】

っていう事。

何度も担当し、信頼関係ができ、あなたに絶対に担当してもらいたい！

ってお客様が思ってくれた時に初めて時間の融通を利かせてくれるんです。

まだ信頼関係がそれほどない時にネット予約で×××ばっかりだった時のお客様の心理はこうです。

『前回の人も良かったけど予約取れないんだったら他の人（店）でもいいかな』

せっかくもう一度担当できるチャンスがあるのにもかかわらずチャンスロスしている。

だからこそ、予約枠は出来る限り開放しておく方がいいのです。

丁寧にやりたい

予約枠を多くとりたくないスタイリストが必ず言うセリフがこれです。

【丁寧にやりたいので重ねて取りたくありません】

それを言われると多くのオーナーは

【う、うん、なら仕方ないか。。】

となりがちです。

丁寧にやりたいスタイリスト。

一見すごく理想的です。

アシスタントを雇用せず、担当スタイリスト自身がマンツーマンで施術、をウリにしているサロンなら全く問題ない。

しかしアシスタントを雇用している場合はなかなかそうもいかない。

スタイリストはアシスタントの分まで売上てもらわなくてはならないのですから。

経営の難しさはココにあります。

アシスタントはいるが、スタイリスト不足のサロンでスタイリストが枠を解放しないと、人件費、辛いですよね。

丁寧＝時間をかける

だと思っているスタイリストのマインドを変える事。

時間をかけずとも丁寧で満足度の高い仕上がりを目指すべきなきなのに、そこは目指さない人のマインドを。

時間をかける落とし穴

1人1人のお客様を時間をかけてデザインする。

すばらしい事。

ただ時間をかけて客数もとらないのであれば

【単価を上げていくしかない】

単価20000円は欲しいですね。

時間をかけたいスタッフがいるなら

時間をかけても経営が成り立つようにすればいい。

スタッフの働きやすい環境をつくりたい。

だからキャリアを重ねたスタイリストが高単価を頂けるような仕組みを考えなきゃ。

もう、頭の中では出来上がってるけどね。

実現させる日まで。