『美容師の人間関係』

独立美容師奮闘ブログ

アヤラ　小山田絢一

人間関係

いつもと同じ空間に、

いつもと同じメンバーが集まり、

顔を突き合わせて仕事をします

そのため、

スタッフ間の関係性がいい時は、

様々なプラス要因を生みますが、

悪い時はただただ苦しく、

通常業務を行う事すら

難しい環境となってしまいます

するとコミュニケーション不足によって

誤解や勘違いが生じ、

関係はさらに悪化

互いに接触する機会を減らすようになり、

距離を置き、

ついには無関心へ

自分の担当するお客様以外には極力接しなくなり、

挨拶もお声がけもヘルプも

出来るだけ入らない、

そのような状況は

お客様にも伝わり、

サロンの衰退につながります

ではどうすれば？

人間関係は

『合わない』→

『好きじゃない』→

『嫌い』→

『許せない』→

『憎しみ』→

『恨み』

へと悪化していくか、

途中で『無関心』

となる場合とがあります

この状態を放置しておくと、

関係性の弱い方から

退職の意思表示をし始めます

『許せない』の段階に進行した段階で、

多店舗展開であれば

異動の検討が行われたり、

『嫌い』『好きじゃない』の段階へ後退させる

一手を打つ必要があります

適任と思われる第三者が仲介役を行い、

お互いに感情的にならない様に、

事実を照らし合わせ、

心の中にしまっていた事を

出し尽くす事を目指します

一気に仲直りさせようと思っても、

簡単にいくことではないので

焦ってはいけません

事実を検証するだけでも、

『えっ、そうだったの？』という

思い違いや誤解、

勘違いが見つかる事も多く、

第三者は

それを見逃さずにチェックします

『嫌い』から『憎しみ』へ進行するにしたがって、

物事を悪い方向へ受け止めてしまう

悪循環が続くことが多く、

何でも悪意で歪んで

みえてしまうのですが、

第三者と共に、

誤解やわだかまりを少しづつ紐解いていきます

プロとして

美容室はお客様にとって

快適な空間でなければならず、

そのためには

『合わない人ともうまくやる』と

プロ意識をもって

仕事をまっとうしてもらわればなりません

今の人間関係を創ってきたのは他でもない

『自分』です

不仲なサロンの空気は、

必ずお客様にも伝わります

そして、

不仲なサロンにはスタッフは入社してきませんし、

入社してもすぐに辞めます

サロンの空気は

新入社員が創っているのではありません

先輩であるあなた達が創っているのを決して忘れず、

今後もスタッフ間の人間関係良好を第一に考え、

プロとして、

大人の振る舞いをし続けてくれる事を、

切に願います