スタッフが消極的な仕事をしてしまう原因はなにか？と考えた。答えは…

独立して7年の美容室経営者が書く　

美容師ブログ

以前こんなブログを書いた事があります。

【減点方式】比較されているんだよ。60点じゃ、次はない。

【減点方式という考え方】

お客様は来店される前にある程度の期待値をもってご来店される。

例えば

最初は期待値80点。

なにか至らない事があるたびにお客様の感覚で減点されていく。

挨拶全くない→マイナス5点

カウンセリングで伝わらない→マイナス10点

シャンプーで耳に水が入る→マイナス5点

と、まぁ数えあげればキリがない。

マイナスポイントは往々にして、目につきやすいから。

気になる事は人それぞれなので誰もが違う。

Aさんは会話が全くない事がマイナスだったが、

Bさんは会話され過ぎた事がマイナス…

と言うパターンもよくある。

最終的にお客様の合格ラインを超えていればリターン。

超えていなければ失客。

もちろんお客様によっても合格ラインは違う。

60点以上の評価じゃ無いとリターンしないお客様もいれば

30点くらいでもまたチャンスをくれるお客様もいる。

価格設定をどれくらいにしているか？にもよってこのボーダーラインは変わってくるだろう。

ざっと説明したが

そう言う考え方。

でも最近は考え方かちょっと変わってきた。

減点方式の考え方もアリだとは思うが、

【加点方式】

の方が人は輝けるのかな、と。

売れない美容師を生む

減点方式の考え方では、

人の顔色をみてしまう。

至らない事があったら減点されるという考え方だと

ミスをしないように、

ミスをしないように、

と言う接客スタイルが基本になる。

言わずもがな、

消極的スタイル。

お客様から言われたヘアスタイルを切り、

いつもと同じ無難なカラーリングを施す。

新しいヘアスタイルはリスクがあると考え、

いつもと同じが安心と考える。

店販の紹介は怖くてできないから、

生産性はあがらない。

極端に言ったがそういうスタイルになりやすい。

しかしちょっとまて。

ミスをしないように接客をするスタイルは、

一見、リスクが低く感じられるが、

そんなことは全くない。

飽きられる美容師。

提案できない美容師。

売上の上がらない美容師。

そういう美容師を生んでしまうのではないか。

そう、

ハイリスク、ローリターンな

やってはいけない考え方だったんではないか？

減点と、加点。

ミスをしたらマイナス…

そう考えるより、

喜んでもらえたらプラス！

感動してもらえたらプラス！

プラスの加点方式の考え方はどうだろうか？

ミスを恐れず、積極的な姿勢。

毎回同じ髪型はリスクと考え、

新しい技術をどんどん取り入れ提案していく事を良しとする。

お客様の為になるなら、

と店販商品も積極的にご紹介。

買う買わないは別としてね。

ヘッドスパも無難にやらない。

ほかのサロンでは絶対にやってくれないスパをやってくれるから

『ココしかない！』

というサロンの立ち位置に上がれる事に気付くこと。

それになにより、

ミスを恐れて顔色を見ながらのサロンワークなんて

まったく楽しくないっ！！

本当に似合うと思うヘアスタイルがあるのであれば

お客様にどんどん提案して

何度も断られればいい。

セミナーで学んだ

自信のあるカラーをオススメすれば良い。

断られる事を怖がって消極的な仕事をしていたら

ファン客なんてつくわけないぜー！

5点失敗したら

10点取り返せば良い。

10点やらかしたら

30点満足させれば良い。

加点方式には天井はない！

200点でも、

500点でも、

限りない青天井！

これなら思い切り楽しく、

美容師ができそうだ！

失うのは怖いよ、だけど

あーーーー、

いつも、いつも、

毎日、毎日、

考えている事。

でも考え方って変わってくるんだなー。

以前の僕は自分がどう見られているか？

って事を気にし過ぎていたのかもしれない。

だからどっちかっていうとネガティブな発想になっていた。

失う事を恐れていた。

もちろん今でも失う事は怖い。

明日どうなるかわからないから、

不安は毎日ある。

でも、

以前の自分とは少し違うかな。

自分の思考が以前はどうだったか？

って、ブログを書いているからわかる事。

昔の自分が恥ずかしく思える事なんてしょっちゅうある。

10年後に今書いているこのブログを読むのが楽しみ。

どういう気持ちで読むんだろう。

これからも…

自分だけの考え方で固執しないように、

柔らかいアタマを心がけよう。