お席が満席になった時に、致命的になりかねない7つの課題

愛される美容室経営

市川/東船橋アヤラ小山田絢一

お席が満席になった時

美容学校を卒業し、同じ美容室でずっと働いてきたんです。

会社が大きくなると共に自分も成長し、お客様もつきました。

十数年働かせていただき、

そろそろ自分の今後も考えていかなければなと、おもい始めたんです。

今の会社でずっといてもいいけど、一度きりの人生、挑戦したくなった。

社長と腹を割って話し合い、了解を経て、円満退社。

そんな希望に満ちた独立。

最初はまぁなんとかなるだろう、と深くは考えず行き当たりバッタリで見よう見まねの経営。

自分と気心の知れた全部で3人くらいの小規模な美容室でいたころはどんぶり勘定できりぬけられた。

最初は白紙の予約表。

焦りと不安を抱えながらも、誠心誠意やってきた。

それから、嬉しい事に、少しずつお客様も増えてきた。

となると並行して経理会計もたいへんになった。

これではいかんと少しずつ経営も覚え、数字意識と、組織作りにちからを、いれはじめた。

そして、スタッフも順調に増えてきた独立3年目。

単価を徐々に上げながらも、

お席が満席に、なった。

満席になってから

お席が満席になった。

一見、順調そのものにみえる。

しかし、そこからが、大変だったんです。

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お席が満席になったら経営者はなにをしなければならないか考えてみました。

●社内教育で施術スピードをあげる意識をつける

●営業時間を、長くする

●店内改装で、お席を増やす

●スタッフを、増やして回転率を上げる

●単価をさらにあげお客様を、制限する

●新店舗を出店し、分散化を測る

うーーーーん。

ヒマな時は、ただただ、お客様にリピートしてもらう事だけを真摯に考えていればよかった

この表現には語弊があるかもしれませんが、僕はそう思ってました。

もちろん新規集客は別として。

なんとか、どうにかして、ありとあらゆる作戦を練って、お席を満席にしたかった。

それが僕の役割だと思ってました。

そしてそれが達成された。

その時、また新たな課題が出てきたのです。

居心地が悪くなってるのではないか

満席なら経営的には嬉しい。

しかし、いろんな課題が見えてきたんです。

①いつも満席なわけではない事による人件費増問題

②一人ひとりが他人任せになりやすい状態を作ってしまう問題

③もしかしたら、スタッフ増による人間関係問題

④お客様の居心地を悪くしているのでは？問題

⑤予約取りにくい問題

⑥混んでて当たり前感がでてしまう問題

⑦流れ作業になってしまうかも問題

どれも非常にマズイですよね

もちろん、それが全て表面化しているわけではありません。

しかし、そういった、可能性がでてきてしまうのではないかなとずっと思ってたんです。

アヤラは癒しと寛ぎ、をうっている美容室なのでなおさらです。

いい接客、いい人間関係、心地よい空間、があるからこそ、満席という状況が生まれてくるのですから。

新店舗オープンしてまた一から頑張ります！

アヤラのとった方針は、

新店舗オープンする事により、東船橋店のお客様を分散させて頂き、一時的に手が空く状況をつくる。

それにより、

手が空いて、ヒマな時間をどう使い、どう考え、どうお客様を増やすか、

をまた考えてもらいたいなと思ったんです。

また初心に戻り、お客様のいない状況、少ない状況から、どうやって盛り返して行くか、それを実行できる人達を育てようと心に決めたんです。

ダメだったら新店舗閉店して戻らなきゃ

今の現状を維持できればそれもいいんでしょうけど、

現状維持を求めていたら衰退する

としか僕は思ってないので。

新規出店って経営者としては勇気のいることです。

（絶対大丈夫なんてないですもんね？）

2月15日市川タワーズ店オープンです。

僕がメインで施術することになる美容室です。

（大丈夫かなぁ。。。。）

東船橋店はというと、、、、

今の東船橋のスタッフならきっと、

また満席に戻してくれる事でしょう。

だっで、みんなすっごいいい子達なんだもん。

今は信じて任せています。

さぁ、、

ガンバろっ。。