【営業時間短縮】実現する為に必要な事はわかっている。後はカタチにしていく事だ。

愛される美容室経営

市川/東船橋アヤラ小山田絢一

早い仕事は美容師として成長する為

『仕事が遅い！』

『もっと早い仕事をしなさい。』

僕がアシスタントの時……

イヤ、スタイリストになってからも毎日のように言われてきた言葉ですね。

そのおかげで僕は今、仕事は遅くはないと思います。（スーパー早いわけでもないですけど……）

だって毎日毎日めちゃくちゃ意識する環境だったから

同じ時間に何人重なっても焦ることはないなぁ。

毎日意識する事で、

頭の中でお待たせをしない仕事の手順を組み立てる事ができるようになれたこともおおきい。

例えば、自分はどんなお客様でもカット時間は10分で完璧に仕上げられる！

という自信があれば、10分後の自分はどう動けば一番効率がいいか予測も立てやすい。

だからヘルプは1人いれば十分。

しかし、カット時間にムラがあり、お客様によっては30分かかっているようでは30分後のフロア状況に任せているだけ。

自分が何分でカット終了できるかもわからないのだから予測などたてられるハズもないよね。

フロア詰まりすることなど目に見えちゃってる。

そしてヘルプに依存(´Д｀)

3人掛け持てば2人もヘルプを必要とするし、もし4人掛け持てば3人もヘルプを使うでしょ。

だからますますフロアが回らなくなる。

『3人抱えてようが4人抱えてようがアシスタント1人をうまく指示してやりきるんだよ！』

僕はそう何度も何度も言われて育った。

そのうえ極めつけにヘルプに依存するスタイリストは伸びなやむ。

なぜなら、せっかく指名してくれたお客様をアシスタントに任せっきりにするんだから。

指名している意味ってあるの？って。

お客様にとっては担当スタイリストに最初から最後までやってもらいたいのが本音。

言い方は悪いかもしれないけれどお客様は『仕方ないよね』って我慢しているって気づいてる？

指名されて失客して……の繰り返し。

フリーの多い時代なら通用したけど今はなかなか難しい。

あ、スタイリスト以上のパフォーマンスを発揮してくれるスーパーアシスタントもいるけどややこしくなるから今は置いときますよ。

【たくさんのお客様をかけ持ってるスタイリスト】より

【自分の事をしっかりとわかってくれているスタイリスト】の方が今は支持されるよ。

（昔は待ってでもやってもらうのがスタイタスとかあったみたいだけどね）

仕事が遅いと周りを見れなくなる。

遅いから入客もたくさんさせられない。

だから仕事の遅いのは致命的。

丁寧にやっていてお客様目線のつもりがまったくの逆効果。

丁寧で早いから喜ばれるんだよ。

早い仕事を当たり前にして全部自分で担当するぞ！っていう気持ちじゃないと伸びないんじゃないかな……

スタイリストになってからも練習、してる？

仕事を早くしてほしい理由が増えた

と、僕は昔から上記に上げたようなことを毎日聞かされてきた。

仕事が早くないと顧客がつかない。

仕事が早くないと稼げない。

仕事が早くないと尊敬されない。

確かに(´・ω・`)

色んな考え方があるけど、間違いではないと思う。

同じ仕事を全うするのに遅い方がいいパターンを考える方が難しい。

だから異論なし。

美容師個人として更なる成長を目指しているのなら仕事は早くないと絶対に壁にあたる。

そう思う。

昔散々言われてきた理由も美容師として伸びる為に、だったと思う。

だけど今日はちょっと違う目的があってブログを書いてみた。

お店をやるようになって、いろいろな考え方ができるようになった。

早い仕事をしてほしい理由、それは、

【営業時間短縮につながると考えているから】

今はずいぶんと美容師の待遇が良くなってきたと思う。

一般的には大変な仕事、なんて言われているようだが僕はそうは思わない。

美容師より大変な仕事なんて山ほどある。

理不尽な環境でも我慢して働いている人をたくさん知っている。

美容師が大変、なんていうイメージはこれから無くしていかなくてはならない。

美容業界が待遇改善を推進して変なマイナスイメージを取り払いたい。

美容師はすごく魅力的だから美容師になりたい！って思う人がもっと増えるように…

なぜ？営業時間の短縮につながるか

ちょっと内容からそれてきたのでもどしますね。

【早い仕事は営業時間の短縮につながる】

という話。

もう、わかりやすくシンプルに考えてます。

【今と同じ売上を短い時間で上げる事が出来れば早く帰れる】

今現在めちゃくちゃスピーディな仕事にこだわっていて、もうどう考えても早くできない人達を除いて。

実際アヤラではまだまだ改善の余地があると感じているので伸びしろしかないと思っている。

【例えばカット】

女性のカットは90分の時間枠を取っている。

時間ぴったりにご来店されたとして

カウンセリング5分

シャンプー15分

カット15分

ブロードライ15分

仕上げ5分

その他5分

合計60分

ざっくりみて90分なんてどうやったらかかるの？

って思ってるんですけどアヤラは90分です。

【カットカラートリートメント】

アヤラでは150分でとっています。

そう2時間30分…

パーマとカラー両方できちゃうよ！って人も多いでしょ。

いろんなメニューをそれぞれ30分、30分短縮できたならどうなるか。

1日4回転するとして30分×4＝120分

単純計算で2時間早く上がれるわけです。

（あ、どうしても夜じゃなきゃダメっていうお客様もいると思いますが、今は考えてません）

（営業時間の短縮を実現するためにはご予約のコントロールが必須なので、次回予約率のアップが不可欠）

どうですか？

ただ早い仕事をしなさい、って言われるより

【早い仕事が当たり前化した先には時短営業がある】

って考えるとやる気でません？

ただここでひとつ大事な事。

多くの経営者達が営業時間の短縮に足踏みする理由。

【営業時間を短縮したら売り上げが下がるかもしれない】

という事。

営業時間の短縮を会社としてもスタッフさんの待遇の改善としても成功させるには売上が下がってはいけない。

【営業時間を短縮して売上が下がって給料も下がる】

では失敗です。

【営業時間を短縮しても売上変わらず給料も変わらない】

イヤ、勤務時間が短縮しているのに給料変わらなかったら実質の給料アップですね。

ここまで達成できて成功です！

うん、ほんとに目指してます。

会社としても一方的に営業時間を短縮するのはすぐできる。

でも、それだと失敗する。

成功させるためにはみんながまず、今より30分早い仕事をする事。

それが最低条件。

美容業界でよく課題に上がる生産性の低さ。

生産性が低いから長時間働く事になってしまう。

長時間働く事をよしとしないで、自分の能力を高めて、生産性を上げていく事を考えるべき。

生産性が高ければボーナスも出せます。

目安は生産性80万かな。

今年はね、施述スピードを上げて、生産性を上げる事を大きな目標にしてます。

今までそこまで言ってこなかったスピード意識。

【お客様をたくさんやる為にスピードを上げる】

もいいけど、

【早く帰れる状況を創る為にスピードを上げる】

もいいんじゃない？

目標

【10時から18時までの営業時間！！！】

今は無理です……

数年スパンで実施していきます。

みんなで実現しようぜ！

さぁ、

ガンバろっ。

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