その節はありがとう。助かったよ。。。

愛される美容室経営

市川/東船橋アヤラ小山田絢一

いつもと変わらないサロンワークの風景。

たくさんのお客様でにぎわっています。

僕は男性のお客様を担当しています。

刈り上げの最中、右手に電気が走ったような痛みが。。。

思わずシザーを落としそうになりました。

かろうじて立て直し、慎重にカットし始めた僕は思いました。

マズイ。。。

また、再発してしまった、、、と。

美容師の職業病

利き手（シザーを持つ手）の腱が痛い。

なんだか熱を持っている。

指が自由に動かない。

時に電気が走ったような痛みを感じる。

こんな経験をした事ありませんか？

そうです。

それは

【腱鞘炎】です。

美容師にも多い症状だと言われますが、

今ではパソコンのマウスの使いすぎ、ようするにクリックしすぎで腱鞘炎になる人や、

スマホを変な体勢で使用しすぎてるため、腱鞘炎になる人もいるそうです。

スマホに熱中すると平気で何時間も指動かしてますもんね。。。

数年前にも腱鞘炎で悩んだ

数年前にも腱鞘炎で悩んだことがありました。

その時は病院にいき、なにやら超音波？みたいなので治療してもらい、テーピングの貼り方を教えてもらいました。

何度か通いながら回復を待ったのですが、

お医者さんはこう言います。

『完治させたいなら、使わないことだね』

美容師にとって、利き手を使わないということは、美容死を意味します。

（反対の手でカットできるように頑張る、などはその時は考えられませんでした）

利き手を使わないわけにはいかないが、なるべく使わないようにして、回復を願おう。

そう思い、しっかりとテーピングした痛々しい右手を隠すようにグローブをはめ、カットしていたのを思い出しました。

見た目にはわからない辛さのため、悔しい思いもしました。

でも、完治を信じて、ひたすら右手をかばい続けたのです。

僕は今では左手でもお箸が使えます。

マウスも左手で扱います。

出来るもんですね。

努力の甲斐あって僕は今でも美容師を続けています。

腱鞘炎のおかげで学んだカット技術

いろいろ調べるうち、自分のカットに変なクセがついていることも判明しました。

それが毎回、腱の負担になり、腱鞘炎になりやすい状態をつくりあげていたようです。

腱に負担の少ないカットを繰り返すうちに症状は改善され、今では悩むこともなくなりました。

そういえば思い出しました。

今でも、シザーケースに眠っています。

腱鞘炎になりにくい腱に負担をかけないシザー（セニング）が。

当時で10万以上したかな？

美容師を続けるため、探してたどり着いたシザー。

腱鞘炎にお悩みの方がいらしたら是非参考にしてみて下さい。

今ではあまり使ってませんが、本日久しぶり使いました。

研ぎに出した方がいいな、、、、、

と思いました。

その節は、ありがとう。

助かったよ。

さぁ、、

ガンバろっ。。